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中之島のダイビル本館(大阪市北区中之島3)1階、2階に7月6日、商業ゾーン「ダイビル本館 Restaurants & Shops」が開業する。 2月末に完成した同ビルは、1925(大正14)年から親しまれてきた旧ビルの意匠を低層部に再現し復元。中央玄関の「鷲と少女の像」や吹き抜けのエントランスホールなど、旧ビルの歴史を感じさせるビルとして生まれ変わった。
商業ゾーンには、2フロアに11店舗が出店。2階の「旧ヤム邸 中之島洋館」は、3種類の日替わりカレーを合いがけスタイルで提供(900円)。ライスは玄米かジャスミンライスから選べる。オープン当初はランチタイム(11時30分~14時)のみの営業とし、8月以降にはディナータイムも営業する予定。韓国料理「チャンチ ダイビル本館本店」は、寝屋川から本店を移転。国産大豆と天然にがりで毎日厨房(ちゅうぼう)で作る豆腐で「スンドゥブ」などを提供する。スンドゥブは海鮮や豚など8種類を用意し、ランチタイムの「スンドゥブランチ」は950円。ディナータイムの客単価は2,000円~3,000円。
デルタジムサービスが展開するステーショナリーショップ「スタイル ディー」は、30代~40代の「こだわり派」とギフト向けに、筆記具やノート、文具雑貨を販売。入り口近くには「LAMY」のコーナーを設け、万年筆やボールペンは、3,000円~1万円程度のものをそろえる。「全て試し書きができるので、実際に書いて気に入ったものを贈っていただきたい」と前田武嗣さん。紙と留め具を選んでオリジナルノートを作る「紙匠雑貨 エモジ」のコーナーも設ける。同フロアには、パリの人気ビストロ「ル・ソリレス」の土井原英治さん監修によるフレンチレストラン「デュマ」、コンビニエンスストア「ローソン」も出店する。
1階には、ドイツのデリカテッセンショップ「ダルマイヤー」が海外初出店。フレンチプレスで提供するスペシャリティーコーヒー(350ミリリットル=1,200円~)や、ティーポットで提供する紅茶(450ミリリットル=900円~)、ドイツビールなどを用意し、ランチタイムにはハムやソーセージを使ったジャーマンスタイルのランチプレート(1,300円~)を提供する。チョコレートやバウムクーヘン、コーヒー、紅茶のギフト商品もそろえる。
同フロアには、本町の人気パン店「フール・ドゥ・アッシュ」が「パリ アッシュ」に名称を変え本店を移転。サローネグループの関西初のリストランテ「クイントカント」、ワインストア「ワッシーズ中之島店」、同店が手掛けるレストラン「ワインキッチン スープル ヴァン-ヌフ」、奈良のスパニッシュレストラン「アコルドゥ」の新コンセプトショップ「ドノスティア」が出店する。
1階には、待ち合わせや休憩スペースに利用できる「ダイビルサロン1923」を開設。中之島とダイビルの歴史を解説する大型タッチパネル「ダイビルアーカイブス」を設置し、旧ダイビルのテラコッタや旧日比谷ダイビルの鬼面などを展示。旧ダイビル本館にあった社交場「大ビル倶楽部」をイメージした内装に仕上げた。